研究テーマ

研究テーマと主な内容

目次

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陶磁器関連

ファインセラミックス関連

陶磁器関連

水ゴテ成形の高度化に関する研究/R7~R9

 水ゴテ成形は比較的安価な初期投資で少量の生産に対応できるため多品種少量生産が得意な有田で広く用いられてきましたが、後継者不足が産地で深刻な課題となっています。水ゴテ成形は職人の技能に頼る部分が大きく失われれば再生は困難です。近年、水ゴテ成形の内製化の需要も高まっている一方で科学的検証が不足しており、定量的な指導が難しいのが現状です。そこで、本研究では統計的手法で水ゴテ成形因子の影響を数値化し、技能の技術化と持続可能な県産陶磁器体制の構築を目指します。

特殊形状製品の設計・型製作技術の開発/R7~R9

 本研究ではこれまでのデジタル技術の蓄積を活かし、これまで製造に課題があった「ネジ構造を伴う形状」や、職人の減少により製造が困難となっている急須の茶漉し部分に使用される「メッシュ状生地」の製造技術の開発を行います。産地内の生産体制に合わせた新たな製造技術を開発することにより、磁器の素材を活かした新たなニーズ開発や磁器製品の付加価値向上を目指します。

各種陶土に適した石こう型に関する研究/R7~R9

 鋳込み成形は陶磁器製造に欠かせない成形方法であり、一般的な天草陶土だけでなく強化磁器用陶土や多孔質陶土など様々な種類が用いられるようになってきました。この方法は泥しょうの調製条件が重要ですが、石こう型の物性による影響も大きいです。本研究では石こうの各物性による影響を評価しながら各種陶土に合う条件の検討を行い鋳込み成形の効率化を目指します。

量産安定化を目指したマット釉の開発/R8~R10

 マット釉は釉中に結晶を析出させることで光が乱反射され光沢を抑えた表現が可能である一方、焼成温度や冷却速度によって光沢度が異なり、同一の釉でも窯ごとに表現が異なる不安定さがあります。本研究では、マット釉に利用されている結晶ごとの析出条件を把握し、焼成条件に左右されない安定したマット釉の開発、並びに産地の生産性向上や歩留まりの改善を目指します。

窯業におけるFMスクリーニング技術の応用に関する研究/R8~R10

 これまで陶磁器の印刷では、通常AM方式により階調が表現されていたため写真のような滑らかなグラデーションには限界がありました。本研究では、陶磁器分野にFMスクリーニング技術を導入し低網点領域や最大網点領域の制御技術を確立することで、手描きの「ダミ」の様な質感を印刷で再現し、従来の陶磁器印刷の限界を超える階調表現と解像度の両立を目指します。

吹き型を活用した新しい加飾デザインの研究/R8~R10

 本研究では、R7年度までの研究「陶磁器マスキング手法に向けたデジタル3D技術の開発」で製作方法を構築した吹き型によるマスキング手法を用いて、新たな加飾デザインの開発を行います。3D技術を活用した吹き型は同じ場所に加飾や加工を施すことができます。その特性を活かして、加飾や加工のマスキング工程を組み合わせ、加飾表現の幅を広げることで、新たな加飾デザインの展開や磁器製品の付加価値向上を目指します。

鉄釉発色に及ぼす鉄状態の影響の解明/R8~R9

 鉄を発色源とする色釉は、調合により様々な発色を得ることができます。一方で、鉄を用いた色釉は組成や焼成条件などによって大きく発色が異なるため発色を安定化させる事が難しい釉でもあります。本研究では、シンクロトロン光分析等によって鉄釉の発色と発色機構の関連性を解明し、鉄による紺色発色等の新規発色鉄釉の開発や発色の安定化を目指します。

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ファインセラミックス関連

酸化物系全固体電池材料合成における化学組成の分析に関する研究/R7~R9

 近年、安全で高性能な酸化物系全固体電池が注目され研究開発を現在九州大学と共同で行っています。この研究では電解質材料等の合成において原料仕込量から合成後組成が狙いどおりに反映されているか、詳細には確認されていません。特に潮解性・揮発性のある原料を使用しているため組成変化を調べることは重要です。本研究では酸化物系全固体電池材料の化学組成を精度よい分析技術およびデータを収集して現研究や企業支援に役立てます。

環境材料としての多孔質セラミックスの特性制御に関する研究/R7~R8

 多孔質セラミックスは構造中に多くの気孔を有し、近年、地球温暖化等による気温上昇が問題となっている中、環境負荷が極めて小さい自律的な冷却機能をもつ材料にもなり得る材料です。本研究では、多孔質セラミックスの基礎物性である気孔特性と、吸水性、揚水性、吸放湿特性など蒸散冷却に影響する特性との関係を明らかにし、環境材料としての開発指針となるデータベースを構築することを目指します。

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