佐賀県窯業技術センターは、県内窯業界の発展と振興のために研究開発、技術支援、事業化支援、人材育成等に取り組み、地域に開かれた伝統と創造の支援拠点を目指します。
令和8年4月1日付人事異動により、佐賀県窯業技術センターの所長を拝命いたしました蒲地伸明です。平成6年の入庁以来、陶磁器産業を中心に、材料開発から製造プロセス、製品評価等様々な研究開発、製品化を地場産業及び全国の関係者の方々と共に行ってきました。共に窯業界を支える皆様は私のモチベーションであり大切な宝物です。
当センターは日本磁器発祥の地である佐賀県有田町で、陶磁器産業の伝統の継承と革新を追求するとともに、ファインセラミックス分野においても時代の求める研究開発を行い地域産業の振興に寄与できるよう努めています。
昨今、国際的な経済情勢は一層不確実性を増し、原材料の供給不安と価格高騰、エネルギー価格の上昇等、陶磁器、セラミックス産業においては影響の大きい課題が顕在化しています。さらに陶磁器産業においては人材不足が深刻化し、専門道具の確保も後継者難により困難になる等より厳しい状況が続いています。当センターではこれらの課題を解決するために、これまで以上に地元企業に密着した開発支援を実施していきます。本年度より環境配慮型磁器の製造技術及び商品の開発事業を企業との協業により推進します。デジタルデザイン技術を利用した加飾技法についても積極的に技術移転を進めてまいります。ファインセラミックス分野においても大学、他研究機関と連携を取りながら先端的な重要技術の開発に取り組んでいるところです。
窯業人材育成事業においては即戦力となる窯業技術者の育成に注力するとともに、研修事業をこれまで以上に積極的に全国に広報し人材確保のための活動を進めてまいります。その他、依頼試験、技術相談等についてもこれまで同様、関連企業の多様なニーズに応えるべく尽力してまいります。
職員一同、皆様の期待に応え、より一層信頼され頼られる窯業技術センターとなるよう努力してまいりますので、今後ともご指導とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
令和8年(2026年)4月
佐賀県窯業技術センター
所長 蒲地伸明
職員数/計37名
総務課
研究企画部
技術開発部
デザイン部
窯業人材課
| 年月 | 沿革 |
|---|---|
| 大正5年5月(1916年) | 佐賀県工業技術員有田出張所(有田工業学校内)を設置 (佐賀県窯業試験場の前身) |
| 昭和3年10月(1928年) | 佐賀県窯業試験場として発足。第一窯業試験場を有田町中樽に設置 |
| 昭和5年2月(1930年) | 第二窯業試験場を塩田町馬場下に設置(後に佐賀県窯業指導所に改称) |
| 昭和30年12月(1955年) | 出先機関の統廃合により、佐賀県窯業指導所を本場に統合 |
| 昭和43年4月(1968年) | 佐賀県窯業試験場を、有田町田ノ平に新築移転 |
| 昭和59年4月(1984年) | ニューセラミックス研究室を設置 |
| 昭和63年4月(1988年) | 指導部・試験部を改め、陶磁器部・ファインセラミックス部とする |
| 平成4年4月(1992年) | 佐賀県窯業技術センターと改称 |
| 平成6年4月(1994年) | 現在地に新築移転 |
| 平成21年4月(2009年) | 企画総務課を設置 |
| 平成28年4月(2016年) | 窯業人材課を設置 |
| 平成29年4月(2017年) | 陶磁器部とファインセラミックス部を再編し、技術開発課と事業デザイン課を設置 企画総務課を研究企画課と総務課に分離し、設置 |
| 令和5年4月(2023年) | 研究企画課、技術開発課、事業デザイン課をそれぞれ研究企画部、技術開発部、デザイン部に改称 |